疏水百選〜伝え流れるる歴史の清流1170〜

用水路編B

土地改良区施設紹介

【用水路編B】

 

 

北照井堰幹線用水路
(一関市厳美町/平泉町窟地内)

西風堰幹線用水路
(平泉字東沖地内)

大江堰幹線用水路
(一関市厳美町地内)

笹辺良南北分水工より平泉の太田川に注水するまでの3,297.65mを流れる水路であり、その一部は平泉から厳美渓に抜ける県道の下を隧道で流れている。
 水路の構造は石積み水路が大半を占め、断面は2m×3mと深さのある水路が特徴的である。
 平泉の太田川は水量が乏しいが、北照井堰の用水を注水することで、水量が保持することができ、平泉町内の田を潤している。

下萱頭首工より平泉町高田地内の上照井堰合流点までの4,732m流れる水路であり、太田川南側の山裾に沿って流れ、高速道路の下を通過し上照井堰と合流している。水路の構造は、コンクリート水路/土水路とあり特に土水路は原始的で自然そのままの形で残っている。

大〆切頭首工より一関市釣山まで16,275.65mを流れる水路であり、厳美町(磐井川左岸)・萩荘地内の田を潤している。
 水路の構造は昭和20年代に造成したコンクリート水路がほとんどを占めている。
断面については0.5〜4m*0.8〜2mと山水を受けることもあり、地区により大小それぞれの大きさである。また、大江堰は河川横断や山沿いなど流れる箇所が多々あり、サイフォン5箇所・水管橋1箇所・隧道9箇所通水困難な箇所を先人達の技術で克服してきているのである。

 

 

 

 

   

 


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